「オーケストラのイメージは?」
     ◆ 岡田 真里亜:ホルン (東京都)

 
突然ですが皆さん「オーケストラ」にどんなイメージをお持ちですか?少なからず"堅苦しい"というイメージをお持ちではないでしょうか?以前は私もそうでした。けれど2年前の高2の夏に商工会議所での講習会で伊豆フィルの演奏を聞いてからそのイメージは変わりました。それはとても「心地良い」音楽だったのです。私もオーケストラの輪の中で演奏してみたいと思いました。
 入団のきっかけは姉の知人の方からの紹介ですが、部活でしか楽器(ホルン)を触ったことがない自分が大人の方ばかりのオーケストラの中で演奏し、ついていけるか不安でした。しかし入った当初から皆優しくて、それでいて面白い方ばかりで不安は吹き飛びました。今春高校を卒業して東京で学生として暮らしています。伊東へ戻るのは大変ですが、練習に行くのは毎回楽しみです。
 楽しいだけでなく、音楽の技術や曲の雰囲気を作り上げていくところ、"音楽"についてとことん妥協しないところがとても尊敬するポイントなんです。
 聴いていて「心地良くなる。」そんな魅力がこの伊豆フィルにはあると思います。6月24日に行われる第34回定期演奏会で、ぜひ皆さんと「心地良い」時間を共有出来ることを楽しみにしています。


                       (第34回定期演奏会に寄せて)

 「伊豆フィルという仮説」
      ◆ 原 久米雄:コントラバス (伊東市)

 号砲直前だというのに、同じ心拍計を着けているという理由で、隣の走者から声を掛けられたことがあります。耳にはイヤフォン。それを指指すとかれは、モーツァルトですよ。五大陸のレースを走ったとも。わたしの最初で最後のフルマラソンでしたが西新宿は雨、モーツァルトは先行し、やがて見失いました。
 レースには仮説があります。トップアスリートでは、一キロを三分で走るという仮説。これを実証します。そしてどんなどんなマエストロ=指揮者にも仮説が。
  普段は一キロを六分かけて走っているコントラバスに、さあここでは三分で走るのだよ、チェロはちゃんと走っているだろ、同じことをやってもらわないとね、と一見物静かなマエストロほど厳しく考えているのです。
 雨に消えたモーツァルトの曲名は分かりません。しかし演目のまことにモーツァルトらしい『魔笛』と『ハフナー』で疾駆する無邪気。このアレグロとブレストを今回は低弦のパフォーマンスに注目して楽しんではいかがでしょうか。ただし、わたしを探さないでください。
 愛器は十八年前の第二回定期演奏会『新世界より』でデヴューしました。その後かぎりなく酸化していくわたしとは別次元でエイジングし、合板の安物でありながら、たまに驚くような美音を発します。弾くのがおまえでなければもっとよく鳴るだろうに、と同居の猫たちは申しておりますが。
 "家路"で有名な第二楽章の最後に、六台のコントラバスがA♭、D♭、Fの音を静かに響かせます。旋律ではありませんが、緊張の一瞬です。うまくお聞かせできるといいですね。
 伊豆フィルという仮説="わくわく"です。.

                       (第34回定期演奏会に寄せて)

 「伊豆フィルさんとの出会い」 
      ◆ 第34回定期演奏会指揮/鈴木彰久

 僕が伊豆フィルの皆さんと初めてお会いしたのは、2010年の夏でした。この時に練習していたのはイタリアの大オペラ作曲家ヴェルディが作曲した「レクイエム」で、会場は虫の鳴き声の聞こえる山の上の小学校の一室。当然クーラーなどない部屋なのに、その夏の暑さをものともしない熱い音が部屋中に響き渡っていたことをよく覚えています。
 とにかく皆で良い演奏をし、足を運んでくださるお客様の心を動かしたいという意志のもとに色々な練習をさせてもらいました。
 そこには伊豆フィルの団員の皆さんの持つ、音楽に対する情熱、愛情、素直な人間性が音の中に存在していました。
 では良い演奏とはどんなものでしょうか。恐らくこの問いに対する答えは千差万別、人によって様々な感じ方があるでしょう。
 音楽は目に見えないものであり、しかもその音は次の瞬間には消えてなくなってしまうものです。そして、その儚い音に対していい年した多くの大人が多くの時間を音に割き、一生懸命音に情熱を注いで、一つの作品を創り上げるエネルギーや喜びは途方もなく大きい。
 その情熱をもって音の意味や色、温度などを表現できれば、おのずと聴き手の皆様には何か伝わるものがあると思っています。
 と、こんな素晴らしい長所を持った伊豆フィルの皆さんと一緒に音楽ができることは指揮をする人間にとってとても嬉しいことであり、同時に人が楽器を使って生の音で音楽を表現することの素晴らしさもぜひご来場のお客様にも伝えることができたら・・・と思います。
                         写真撮影 渡辺 梓

                       (第35回定期演奏会に寄せて)
 
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伊豆フィルハーモニー管弦楽団


伊豆フィルは、音楽を愛する心と“わくわくする心”を持ち続け、常に新しいよろこびを求める愛と調和を奏でることにより、伊豆を中心として地域文化の発展に寄与する事を目的としてます。

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