「振り返れば『20年』」
     ◆ 津久井 清美:ヴァイオリン

 
伊豆フィルも第40回定期演奏会を迎えることとなりました。私も第1回より参加している何人かのメンバーの1人です。振り返れば、もう20年になるのですね。当時は主人の仕事の関係で、下田に住んでいて、その5年目のことでした。伊豆初のオーケストラ誕生に当たり、主人(ホルン)、私、そして当時8歳だった娘(ともにバイオリン)と、その誕生に関わることになりました。
 「ベートーベン第1番」で産声をあげた第1回定期演奏会は4月でした。もうすでに私たちは藤枝に転居したばかりのタイミング。その第1回から20年間、なぜか藤枝より通っている次第です。
 現コンサート・ミストレス(コンミス)の鈴木麻美さんとは第1回からのお付き合いで、当時、音楽大学を目指すピチピチの高校生でした。初めて会った時の様子は今でも鮮明に覚えています。その麻美さんが音大に入学して、卒業して、再び伊豆フィルに戻ってきて、結婚して、ママになり、ますますすてきなコンミスになっていくのを目の当たりにし、そんな麻美さんと一緒に演奏できるのがうれしい限りです。だから、藤枝から通っているのかもしれません。
 今まで何人もの指揮者、トレーナーに指導していただき、それら全てが伊豆フィルの財産となり今の伊豆フィルがあるのでしょう。私もしかりです。私にとって、音楽は学ぶことばかりです。
 今回演奏の「モーツァルト40番」はとても有名な曲でありながら、なぜか伊豆フィル初演です。モーツァルトは大好きです。指揮者・和田一樹先生のモーツァルトは躍動感があって、はつらつとしていて、合奏していて楽しくてたまりません。その楽しさと、ホルスト「惑星」の雄大な空間を感じていただけたらと思っています。

                       (第40回定期演奏会に寄せて)
 「『伊東』ではなく『伊豆』」
     ◆鈴木 克政:伊豆フィルを育てる会会長

 1993(平成5)年夏、伊東青年会議所(JC)時代の先輩から呼び出された会合には、後に伊豆フィルを創立した4人の演奏者がいた。なぜ呼ばれたのか理解できぬまま話し合いは進んだ。そして団の名称が話題となった時、「伊東フィル」ではなく「伊豆フィル」と主張したのが私の唯一の発言だったと記憶している。今でもその主張は正しかったと確信している。
 後に事務局を任された私は、浜松JCが立ち上げた浜松交響楽団から資料を取り寄せ、伊豆フィルの組織づくりの参考にした。驚いたのは、オーケストラの運営に多額の資金が必要だということだ。早速、資金集めをする「育てる会」やグッズ販売の「友の会」が結成され、資金調達活動を開始した。
 94年6月、第1回定期演奏会終了後の設立パーティーの席上、当時の芹沢昭三市長に実情を訴えたところ、即、補助金を出してくれた。しかし、2006年度からは全額カットされている。
 創立当時、ニューヨーク暮らしが長かった伊豆高原在住のご夫妻が、「伊豆フィルは素晴らしい」と支援をしてくれた。何が素晴らしいって、伊豆フィルにはアマチュアとしての懸命さや家族などのサポートなどがあり、音楽に心地よさや温かさが感じられる。ニューヨークのどのプロオケよりも優れていると言ってくれたことが印象に残っている。
 静岡県の文化政策には、「豊かな感性に満ちた地域社会の形成のためには『みる』『つくる』『ささえる』、それぞれの活動がバランス良く発達していくことが大切である」とある。今後の市民、伊豆フィル、サポーター・行政がバランス良く発達することを期待する。

                       (第40回定期演奏会に寄せて)

 「“神々集う”『惑星』組曲」 
      ◆ 板垣 智昭:トロンボーン (伊豆フィル代表)

 伊豆フィルの定期演奏会も早いもので回を重ね40回目となり、併せて今回は創立20周年記念の演奏会として開催することになりました。
 この伊豆の地にも本格的なオーケストラをつくろうじゃないかと発願し、「とにかく楽器の経験がある人、集まって!」と呼び掛けて始まりました。1993(平成5)年11月28日に伊東市立西小体育館で初めての顔合わせの中、オーボエのチューニングの音が鳴った瞬間、オーケストラの誕生が現実になったんだと鳥肌が立ったと聞いています。
 以来毎年2回の定期演奏会をはじめ、小さなアンサンブルの演奏会のわくわくコンサート、各所依頼演奏など行ってきました。
 今回2020周年記念の演奏会ではショスタコービッチの祝典序曲で華々しく開演し、よく耳にされるモーツァルトの交響曲第40番、そしてメーンのプログラムには火星(戦争をもたらす神)、金星(平和をもたらす神)、水星(翼のある使者)、木星(快楽をもたらす神)、土星(老いをもたらす神)、天王星(魔術師)、海王星(神秘主義者)のローマ神話に登場する神々にも相当する名が付けられた全7曲からなるホルストの「惑星」組曲を演奏します。
 特に木星は歌手平原綾香さんが「Jupiter」としてリリースし有名になった曲です。第1回定期演奏会から演奏に参加している者、また今回が伊豆フィル初舞台のメンバーもいますが、団員一丸となって取り組み、練習、準備にと頑張っているので、ぜひ、当日は気軽に会場に足を運び、温かい声援を送っていただけたら幸いです。

                       (第40回定期演奏会に寄せて)
 
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伊豆フィルハーモニー管弦楽団


伊豆フィルは、音楽を愛する心と“わくわくする心”を持ち続け、常に新しいよろこびを求める愛と調和を奏でることにより、伊豆を中心として地域文化の発展に寄与する事を目的としてます。

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