「耳に残る『あの曲、この曲』」
     ◆ 白岩 祥子:クラリネット

 
どこかで聞いたことはある、でもどこで聞いたか、いつ聞いたかも覚えていない、曲名なんて分からない・・・。
 気になる曲の数々、誰しも持っていませんか?
 今回の演奏会では、そんな、一度は耳にしたことのある曲をたくさん集めました!
 一部ご紹介します。
 パレードの音楽が聴こえる坂道を散歩していると、子猫が遊びに夢中になって犬に追い掛けられ、忙しそうに走る仕事人を脇目に、女の子たちは色とりどりのキャンディーを頬張りながら、「今日は休みだ!」と休日を満喫するラッパ吹きを囲みます。
 何の話と思われること必至ですが、この風景を全部、音楽で表現するんです。どこに何が現れるんでしょう。思わずクスッと笑ってしまうような場面もあるかもしれませんね。
 前半のトリを飾るのは、世界文化遺産・韮山反射炉を築造された江川担庵公をたたえるバラード。韮山高生にとっては学祖、心を込めて一緒に歌います。
 今回はファミリーコンサートとなっています。大人だけでなくぜひ、子どもたちにも聴いてもらいたいです。
 私自身、ママ演奏家の仲間入りを果たし、時間を切り詰め家族に支えられながら音楽を続けることに、少なからず葛藤がありました。しかしこの小さい人、目の前で演奏すると、踊ってくれるのです!(特に猫がニャーの曲が好き)
 そんな様子を見ていたら、これはやらねば!と思うに至り・・・。このワクワク感を、たくさんの皆さんに味わってもらいたいですし、初めてのコンサートにもぴったりな曲ばかり。胸が高鳴る、すてきな時間をご一緒しましょう。

                       (第41回定期演奏会に寄せて)
 「在籍20年 初の『運命』」
     ◆窪田 ゆきの:クラリネット

 伊豆フィルに入団して、気付けばもう20年・・・。結婚、出産を経てすっかりオバサンとなった私ですが、伊豆フィルで演奏する楽しさを諦めることができず、今でも練習のたびに帰省を兼ねて?山梨から片道3時間のドライブで通っています。
 今回のコンサート、前半はアンダーソンなどの楽しい曲満載、そして後半にはあのベートーベンの「運命」!というプログラム。
 「運命」は伊豆フィルでも4回目。いわずと知れた「ジャジャジャジャーン」の超有名曲ですが、実は20年も在籍していながら私がこの曲に“乗る”のは初めて!
 いい曲なのですが、何となく私の中では敷居が高くて二の足を踏み続けていました。でもこんな素晴らしい曲、一生のうちに一度は演奏しないと損だよ!ということで一念発起した次第・・・。
 この曲は第1楽章があまりにも有名。あの同じテーマがこれでもかというほどしつこく出てくるのですが、楽章によって面白いくらい違う印象を与えてくれます。聴けば聴くほど、やればやるほど面白くなってくる曲。本番では緊張感漂う中にも楽しく、自分らしく吹けるといいなと目下努力中です。
 そして今回、初めて10歳の息子も少しだけ一緒に演奏に参加します!
 伊豆フィルは当初より親子や夫婦で参加している人が多いのですが、まさか自分も家族3人そろって参加できる日が来るなんてビックリです。
 コンサートの最初を飾る「威風堂々」で数十小節と出番は少しですが、主人(パーカッション)に教わって元気にタンバリンをたたく姿はなんだか楽しそう。
 そんなことができるのも伊豆フィルのファミリーコンサートならでは。子どもも大人も楽しめるコンサート、ぜひアクシスかつらぎに聴きにいらしてください!

                       (第41回定期演奏会に寄せて)

 「高校生と共演 圧巻『担庵』」 
      ◆ 宮崎 高嶺:コントラバス

 韮山反射炉世界文化遺産登録を記念する伊豆フィル定期演奏会に参加し、音楽好きの皆さまとともに楽しめることを幸せに思っています。
 今回の演目はいわば軽と重の取り合わせですが、いずれも演奏者としては気が抜けません。軽の方は、それぞれノリノリの曲にふさわしい“感じ”や“楽しさ”をまさに楽しんでいただけることでしょう。高校生と共演の「江川担庵」の壮大なバラードは、地域ならではの圧巻さです。
 ベートーベンの「運命」はいわば重の大御所です。実は私にとってこの曲の演奏は初めてなのですが、音楽好きにはあまりにもポピュラーです。しかし、この曲は世界で一番難しい交響曲、無駄なところが一つもない、全力100メートル走を長時間続けるようなもの、エネルギーと諦念とが同居などとも評せられます。それだけにやりがいもあり、この曲ができれば他の曲は何でもできそうな気にもなります。“良く知っている曲”と言うことをいったん忘れて聴いてみると、新たな発見があるかもしれません。
 私は現在、東京都内在住ですが、今年2月にこの団に入らせていただき、大型楽器の一員として演奏を楽しんでいます。この楽団には数年前、たまたま通りすがりに伊東市観光会館での「新世界」を聴いた縁もありました。この楽団ではまだ数回の練習経験なのですが、団の雰囲気、音楽に取り組む姿勢、そして演奏レベルなど、この楽団に入って良かったなと感じつつ遠路ながら練習に向かうのが楽しいこの頃です。
 今回の定演が、ファミリーコンサートにふさわしく楽しく、そしてちょっと緊張感もある演奏会になればいいなと思っています。ぜひ誘い合わせておいで下さい。

                       (第41回定期演奏会に寄せて)
 
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伊豆フィルハーモニー管弦楽団


伊豆フィルは、音楽を愛する心と“わくわくする心”を持ち続け、常に新しいよろこびを求める愛と調和を奏でることにより、伊豆を中心として地域文化の発展に寄与する事を目的としてます。

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