wakuwaku新聞第46号より

平成16年(2004年)7月30日発行。
第19回定期演奏会オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」無事終了。2日間に渡る公演で、来場者数は1701人。(客席はオケピットの関係で900席。ほぼ満席)
    
【感動のカヴァレリア!   伊豆フィル合唱団運営委員長 齊藤真知子】

 伊豆フィル合唱団は、去年の2月、加賀先生のイタリア語の発声練習から始まりました。それから先生が一つずつのパートを歌って音取りをしてくださるのです。先生からしてみれば歯がゆいほどの繰り返し練習が一年以上続いたでしょうか。時に誉め、ダメな時は「バキューン!」とダメな方向を鉄砲で撃つまねをし、笑いながら叱る巧みな練習の魅力に惹かれ、皆さん本当に熱心に通いました。
 3月7日に田尾下さんの立ち稽古に引き継がれました。が、いざ演技がつくと歌えていたはずの旋律が歌えないのです。副指揮者の濱本先生も伴奏していた私も、しばし呆然。「皆さん、ここ、歌うところですよね?」と言われた事が何度もありました。また、せっかく決めた演技が、岩本先生のテンポに合わず変更せざるを得なくなったこともありました。
 5月からは土・日の練習になり、何とか演技をつけて歌えるようになったと思ったら、今度はオーケストラで歌えない・・・。皆さんの悲鳴のような気持ちが伝わります。何とかしなければと、岩村先生が忙しい時間を割いて急遽追加練習を入れてくださったのは12日、本番の1週間前でした。でも、こ日の練習で岩村先生の指揮に慣れ、歌にも自信がつき、本番でのびのびと楽しそうな演技につながったのではないでしょうか。
 田尾下さんの演出は、立って指揮を見て歌うことに慣れていた合唱団員にとって、最初は戸惑うことが多かったのは事実です。もっと易しく、前を向いて思い切り声を出させたい、と加賀先生が思われた箇所もあったかもしれません。でも、今振り返ると、その難しさに合唱団員が必死になって向かって行った事が、見ていたお客様に、新鮮な驚きとなって感動を生んだのではないかと思います。
 それぞれ素晴らしいスタッフが奇跡のように集まり、力を出し尽くした今回の公演。だからこその感動。この次このようなことが行えるのはいつの日のことでしょう。お世話になった皆様には心から感謝いたします。
 Viva!Cavalleria!
 
【打ち上げパーティー】

 ◆実行委員長 石井清之
 私は何もしなかったが、皆さんがそれぞれに働いて下さったので、無事にオペラの演奏を成功裡に終えることができました。いろいろありましたが、終わり良ければすべてよし。本当にありがとうございました。

 ◆総監督 岩村力
 なんといっても私自身が楽しませていただきました。大変うれしく思いました。
 プレトークで強調したかったのは、いろいろな部署の人が担当したということ、裏の衣装、メイク、音響、照明、舞台監督の南さん等、ひとり欠けてもオペラは出来ない。金銭的なこともありますが、共通して言えるのは、それぞれの人が知恵をしぼって協力しないと出来ないということです。
 オーケストラも、定期演奏会だけとか、合唱とだけやっていては、今日のようなことは経験できない。オケの中でも金管楽器と打楽器と関連していることをめざしたかったのです。「伊東フィル」ではなく、「伊豆フィル」です。このオペラで端的に表されたスタッフには感謝に堪えません。
 今日は本当に褒めちぎりたい。昨日の演奏は問題がありました。本当にどうしようかと思いました。でもコンサートミストレスの麻美さんも皆に盛んに言ったと思う。蓋をあけたら温かい音を出してくれた。やってくれました。ことらもやられたなと思いました。
 加賀先生ありがとう。ソリストの皆さん、お疲れ様でした。プロの皆さんですから自分のポリシーでしめるのをすごく感じました。
 田尾下さんの才能。素晴らしい舞台の磨き方をみせてくれました。
 オケも合唱もソリストも、横のパイプをやってください。マーラーが始まります。本当にありがとう。おめでとう。

 ◆演出 田尾下哲(会場に届けられたメッセージより)
 今までやったオペラの中で、正直一番大変でした。だからこそ、本番で形になり非常に嬉しく思っております。
 今まで舞台をやってきて、終演後に涙が出てきたのは今回のカヴァレリアが初めてでした。自分にとって一区切りになる舞台であり、又今後のステップにつながる一歩だと思っております。
 ここにお集まりの皆さん全員にも感謝しているのは勿論のことですが、今まで支えてくださった皆さんのご家族、ご関係者の方々にも感謝いたします。
 皆さん、恩返しをしてくださいね。
 See you next time!!

 ◆合唱指導 加賀清孝
 (1年半前は)どのくらいのレベルなのかわからなかった。昨日は澄んだいい合唱だった。「アマチュアがやると思っていたから、ハランハランというコーラスになると思っていたが、最初から引き込まれた」と、信頼しているコーラスの知り合いの人が言ってくれた。よくここまで来て下さったと思った。譜を読んで来て下さいというと、読めない人も居るという話しでした。今日は緊張感がとれて、全体のバランス、岩村さんの棒によく揃えて下さった。それぞれの場所でよく働いて下さった。こういう音楽をやったんだという思いで、生きて行ってください。

 ◆ソリスト/サントゥッツア(大橋ゆり)
 回を追う毎にどんどん合唱の声が出てきて、岩村先生、オケの皆さん、プレイヤーの一人ひとりがこちらの気持ちを汲んで下さっていると思いました。

 ◆ソリスト/マンマルチア(三角枝里佳)
 伊豆半島初のオペラに参加させて頂いてありがとうございました。歌いたかった曲で幸いでした。いろいろソリストの中でも相談したが、5月23日くらいから毎週毎週変化を感じ、もしオペラに参加されるなら、この喜びを忘れることなく演奏して下さったら嬉しく思います。

 ◆ソリスト/ローラ(高橋知子)
 お疲れさま。おめでとう。音楽を聴いていても、歌う中でも「いい音楽だった」と思いました。「演技と舞台が美しく感動した」と、私の家族も申していました。
 一人ひとり、すべての力の結集です。私はソプラノなので、今回メゾソプラノ役は挑戦でした。すばらしい演奏でした。

 ◆ソリスト/アルフィオ(中西勝之)
 知り合いに会ったら「ヤンキーの兄ちゃんと一緒だ」と、言われました(注:髪の形、色、衣装のこと)。他のソリストはすごい人ばかりで・・・、このような良い勉強の機会を与えて頂いた加賀先生に感謝します。これほど大きいオペラで・・・、逃げ出したくなりました。コーラスをやっていますが、これをおみやげにビシビシやりたいと思います。そのうち一緒にオペラが出来ればよいのですが・・・。

 ◆ソリスト/トゥリッドゥ(藤川康彰)
 お疲れさまでした。桐朋学園に加賀先生と勤めさせて頂いているのですが、軽いテノールで、この話を是非やりたいと思っていましたところ、加賀先生が「ああ、いいよ」と言われました。合唱は、昨年からやってきておられたようですが、カーテンコールを終わって振り向いたら、合唱団の皆さんが泣いておられました。1年半というこの歴史を堪えてこられた。そのように力を入れてやった。素晴らしい出来でした。
 「藤川さんも素晴らしかったけど、オペラが素晴らしかった」と、友人が来て言ってくれました。
 すべてが共同作業として良いものが昨日今日現れてきたのです。裏でお世話になったこと、これを一生忘れないでいたい。カヴァレリアで私はデビューです。
 「伊東」という言葉でみると、伊東は「イタリアの東」です。ジェノバから少し行くところ。イタリアの東でカヴァレリアか、と思いました。本当に皆さんお世話になりました。

 ◆メイク担当 エイミー前田
 記念すべき行事に参加させて頂いて、ありがとう。この3日間、イタリアのような気候に恵まれて、良かった。最初、話を頂いたとき、田尾下さんはモノトーンだと聞いたので、どうしようと肩に荷物が乗ったようで悩んでいました。
 最初演出を拝見したとき、合唱の方が難しいと思いました。アルフィオが手を出したとき、さっと集まらなくてはならないですから・・・・・。イタリアの東でオペラの火を消さないように。

 ◆副指揮者 浜本
 今までの年月を感じました。これだけ沢山の人が長い時間溜め込んだものを一気に、その音しかないという瞬間があると聞いていました。音楽家は人との関係で成長していくと思います。いろんな方からいろんなことを教えて頂きました。みなさんに感謝したい。

 ◆アドヴァイザー 近藤憲一
 今日はみなさんの日です。聞きに来た人は「今日は良かったな」というだけ。最初この話を聞いたとき「止せばいいのに」と思いました。しかしその暴挙を快挙にしました。アマオケでここまで出来るのは今、伊豆フィルしかありません。皆様の力があって出来たと思うが、音楽はすごい。
 1時間そこらの間、ひとつの作品で、年齢も違う人々がみんなで一緒になって喜び合える。音楽への畏敬を忘れないでほしいと思います。
 今回は第19回で、10周年。毎年2回やると、第100回は殆どいらっしゃらない。おじいさんやおばあさんが作ったオケだと言って、続けてほしいと思います。

【二次会にて】

 ◆佐々木(ニックネームはラモスさん。横浜から)
 男声コーラスが足りないのでエキストラとして来ています。普段は会社勤めをして、週末の土日をここに来ることが出来るのは楽しい。5月4日からきています。交通費と弁当を貰って駅までの送り迎えまでして頂いて・・・。
 このお手伝いが成功したかどうかについては、家族の方が見て下さったとか、はじめての人もあるが、次回またやってほしいという人が居たとき、はじめて自分たちが手伝ったことが役に立って恩返しが出来たんだなあというふうに思います。

 ◆齊藤大
 田尾下さんと二人の助手は19日のビデオを何度も見て、明け方近くまで今日のための改善点を検討していた。「より良いものを」という情熱には頭の下がる思いがした。
 田尾下さんは舞台装置の勉強のために東大の建築で学んだが、石井さんという存在があって今回の舞台設計が出来たと言っていた。富士宮のカヴァレリアも見たが、田尾下さんの演出は、オリジナリティがすごい。オペラの演出に必要な音楽、美術、舞台の全てを勉強しているひとで、これから世界に出て行く人だと思う。
 指揮者が岩村先生、合唱指導が加賀先生、演出が田尾下さん、照明が今泉さん、舞台監督が南さん、全てが一流の人だったからこのよおうなオペラとなった。
 堀江先生が「伊東に日本オペラの金字塔が建った」と19日の公演後おっしゃっていた。

 wakuwaku新聞第48号より
【わくわくコンサート】

 ◆3月3日(土)出演者50名、用意したプログラム100部が足りなくなるくらいお客様も来て下さいました。今回参加されなかった方も次回は是非一緒に楽しみましょ!いつものオーケストラ演奏とは一味違った体験ができるはずです。
  <わくわく実行委員  浅野  野口(夏)  半田(昇)   半田(紀)>

 ◆わくわくコンサートを担当して   浅野周
 今回初めてわくわくコンサートの担当をいたしました。今までは定演の練習の方に重きをおいていたい為、積極的に参加しようとは思わなかったからです。今回、半田さんご夫妻からお話があったときも正直ちょっと考えました。が、できる事をやってくれれば良い、とのお言葉に、承諾いたしました。
 ということで、企画、練習場の確保、練習時間割、当日の練習、プログラムの順序等、実務はすべて半田ご夫妻におんぶでした。「なるべく多くの団員の参加」が目的という事で、管楽器、特に木管のメンバーが多く出られる様に募集をかけ、結果として、ほとんどの管楽器が一度はステージに乗り、音を出すことができました。
 たまたま木管版のモーツァルトの交響曲25番を持参しておりましたので、改めて確認をしたところ、各楽器ともそれほど無理が無い事がわかり、各楽器に譜面を渡し確認していただき、演奏可能、との答えを得、エントリーしました。
 また、クラリネットからは、自発的にアンサンブル参加の申し出があり、助かりました。
 金管軍団からは「ビッグバンドをやりたいので、枠をとっておいて」との連絡をいただき、これで、今回は管ほとんどが出られると思っていたところ、相方(諸星氏)から、「あなたが当日いるならば、Fgも何かやりましょう。2人でたりなければ、上林(高野)さん(元団員)にも声をかけましょう。」とのお言葉に譜面上それほどむずかしくなく、気楽に聞いていただける曲をピックアップしました。せっかく演奏するのですから、音を並べただけ、ではお客様に申し訳なく、演奏者にはうるさい親爺になったかもしれませんが、ご容赦ください。
【第24回定期演奏会指揮者 田久保裕一】

 この度伊豆フィルの指揮をさせていただくことになりました。毎回楽しく練習し積み上げていく喜びを感じています。今回のプログラムは、ブラームスをメインに、前半の2曲を選曲するのに難航しました。はじめに没後50周年を記念して、シベリウスの「フィンランディア」を地元の合唱愛好家の皆さんの協力を得て、合唱付きで演奏します。次に生誕150年を記念して、イギリスの作曲家エルガーの「エニグマ変奏曲」です。この曲は、私がどうしてもやってみたかった曲の一つなのですが、難曲ゆえになかなか演奏会に取り上げてもらえず、今回も伊豆フィルのみなさんにとっては、かなりの勇気ある決断をいただいたと感謝しています。練習すればするほど課題が山積みになりますが、同時に深い曲の魅力に取り憑かれていくことも事実です。いつも有名な曲ばかり選曲するのではなく、時として無名な曲にもスポットをあてたい、会場のお客様には初めて聴く音楽かもしれませんが、それも良いと思うのです。山は高いほど、登る意欲をかきたてられます。今回、パート練習や分奏を軸に、皆さん本当に熱心に練習してくださっています。ブラームスも一音一音にこだわり、丁寧に仕上がっています。演奏後には充実感、達成感で満たされることと信じて、今日も練習に臨みたいと思います。
 
【第24回定期演奏会副指揮者 金丸克己】

 この度練習指揮者としてやって参りました金丸克己です。伊豆、というのはこれまでに旅行で1度だけ来たことがあったのですが、その日が何と台風直撃!予約しておいた伊豆多賀のペンションに行くにも、伊東線が止まってしまって復旧の見込みもありません。仕方なく、熱海駅の商店街をぬけたところに発見したボーリング場で時間を潰した記憶があります。
 それから数年経ち、ここ伊豆フィルにご縁があり今度は順調に動いていた伊東線に乗ってやって来ました。
 曲目は大好きなブラームスの2番と個人的に初挑戦のエニグマ、そしてフィンランディア。山の上にあっていかにも都会的でない小学校の教室での合奏。こういうのんびりした雰囲気が僕は好きです。でもこれまでの経験上、こういう大都市圏から離れたオーケストラは合奏開始時刻ぐらいに人が集まりだして10分くらい"押した"ところでチューニング、となることが多いのですが伊豆フィルは良い意味で期待を裏切ってくれました。きちんと5分前集合で、まさに"合奏開始"時刻はオンタイム。当たり前の事ですが、こういうことをきちんとやってくれるオーケストラは多くないです。
 そして、ここ伊豆フィルへやって来たいきさつ。数年前、千葉の市川交響楽団で岩村先生とご一緒したときのこと。演目は第九。その日は僕の出番は無かったのだけど、副指揮者としてマエストロ稽古を見学し、表情やテンポを探っておこうと練習場へ。マエストロとは船橋から車でご一緒させていただきました。
 "お茶でも行こうか"とお誘い頂き、ファミリーレストランで初めて岩村先生とゆっくり話す機会を持てました。色々な話をしたのですが、突然伊豆フィルについて語られました。
 「僕がね、長く教えてきたオーケストラがあって、最後に"カヴァレリア"をやったんだよね。」と。その時の岩村先生は少年のようなキラキラとした笑顔で、熱っぽく語っておられました。後から考えると、"こいつにいつか伊豆フィルを振らせたい"と思われていたのかも知れません。
 そして、ここ8年間で一番お仕事をご一緒させていただいている田久保先生から「伊豆フィルを手伝ってくれない?」とお話があったときに、岩村先生からのご紹介もあった事も知りました。岩村先生から紹介があって田久保先生のお手伝いが出来る。本当に有難いお話です。次回の練習でとりあえず今シーズン最終回になります。
 だけど、まだこれから今後ご縁があるかもしれません。合奏中に???と思ったことは忌憚なく、何でもご質問ください。そして、たまには議論をぶつけ合うのもいいと思います。
 合奏中に解決しなかったら、お茶でも行きましょう。まだまだいたらない事も多いと思いますが、今後とも宜しくお願いいたします。
 
【新入団員紹介】

 私たちの仲間が増えました。(◆名前 A現住所 B仕事・学校 C楽器歴 Dその他の楽器歴 E入団のきっかけ F伊豆フィルの印象は? G余暇の過ごし方 H伊豆フィルに希望すること、一言自己アピールなど)

◆杉山 祥子(さちこ)
A修善寺
B郵便局
Cクラリネット(中学校から)
D3歳〜15歳までピアノ。 中高:吹奏楽  大学:オーケストラ
E一人で吹いていてもつまらないなあと思っていたところ仕事の指導に来ていた方に「伊豆フィルに入りたいと思っているんですけど」とつぶやいてみたのがきっかけです。宇佐美の局員だったその方に宇佐美の局長さんを紹介してもらい、野崎さんを紹介してもらい、とんとん拍子で見学、入団となりました。ほんとうにあっという間でした。
F最初『場違いなところに来ちゃったなあ。』と思いました。上手な人ばかりだったのでついて行けるか心配で・・・。
G練習のない日は出かけることが多いです。買い物、山歩き、舞台鑑賞、庭いじりなど統一性ないです。
Hわくわくコンサートはとても楽しかったです!失敗もしましたが、一人でやっていてもこの高揚感はないなとつくづく感じました。音楽に関しては好きだという割にはまだまだヒヨッ子ですが、みなさんと楽しく曲を作り上げていけたら良いなと思っていますので、これからもよろしくお願いします。

◆青木 雄太
A宇佐美
B宇佐美小6年
Cパーカッション。入団してから始めました。
Dピアノ歴3年。シューベルトの即興曲を練習しています。
Eおばさん(ヴィオラ加藤)に『入ってみない?』と誘われたから
F演奏がとても楽しい
Gバスケをしている
H分からないことが多いけどよろしくお願いします。
(オペラの手伝いに来ていた母親についてきて子役で妹と出演、以来オーケストラが大好きに
なったようです。練習を一日聴いていてもあきないようで、今はスコアを見るのが時刻表を眺めるのと同じくらい楽しくなったみたいです)

◆水田 淳子(再入団)
A伊豆高原
Cヴァイオリン
D一応ピアノ専攻です
E8年前に伊東市に来て伊豆フィルを知りました。副科がヴァイオリンだった事と、この楽器がとても好きだったので入れていただきました。2年前から専業が少しいそがしくなったため退団しましたが、この春からまたご一緒させていただくことになりました
Fとても楽しそうに集まっている様子や多くの仕事を分担し合っていることは大きな魅力です。
Gお花を植えたり這いつくばって雑草と格闘したり。刺繍や編み物の大好きです。
H『楽しい』ことは最も大切なことですが、音楽という、繊細で果てしも無く、魔物か女神かと思われる造形をこの大人数で創り上げていくわけですから、必ず起きる解釈上の違いなども、心を寄せ合い協力し合わなければアンサンブル全体としてのいい物は出来ないと思います。その点伊豆フィルはさまざまな環境や仕事を抱えて参加しているにもかかわらず、みなさんよく協力し合ってがんばっているのはすばらしいことだと思います。

◆橋本 健司
A沼津市(出身は埼玉県上尾市)
B印刷会社
Cヴァイオリン。あまり練習しませんでしたが小さい頃からで(20年弱ですが)あまり弾けないです。昔は親にやらされていた感じが強くて・・・。ヴァイオリンが好きになったのは高校卒業くらいです。やっとまともに弾けるようになってきてだんだん好きになりました。
E埼玉県で小さなオーケストラに入っていました。静岡県に引っ越すにあたり静岡でオーケストラを探そうと思い、インターネットで検索した際、ヒットしたのが伊豆フィルでした。見学に行った際も皆さん優しく対応していただいて、その節は大変お世話になりました。前回の定期演奏会(下田公演)も見に行ったのですが、皆さんあまりにも上手なのでびっくりしました。私も本格的なオーケストラに参加したいと思っていたので、力不足ではありますが、皆さんの一員になる決意をした次第です。
Fすごくアットホームな感じで好きですね。一番印象的なのが、伊豆フィル友の会でしょうか。飲み物とお菓子は休憩時にはありがたい限りです。実は管楽器の方は楽器を吹くため、お菓子を食べられないという"お預け"状態になっているのだとか。私は弦楽器なので申し訳ない気持ちでいっぱいで(うそですが)いただいちゃってます。アットホームな皆さんとこれからどんどん仲良くなっていきたいと思います。
G大学生の頃から外国に住みたいと思っていて、そのための英語の勉強をしたりしています。援護の本を読んでいて気づいたのですが、単語力のなさを痛感しています。いい単語学習法があったら教えてください(笑)
H音楽で皆さんとひとつになれるといいですね。伊豆フィルサウンドの一端を担えるようにがんばっていくので、不束者ですが、よろしくお願いします。
 
【東部養護学校伊東分校 訪問演奏会   加藤純子】

 2月23日あいにくの雨の中、かつて伊豆フィルの練習場としてお世話になった懐かしい西小の音楽室において小さなコンサートが開かれました。感動を身体いっぱいに表現してくれる子供たちにいつしか多くの元気をもらったのは演奏した私たちでした。代表の田代さんの「音楽の原点を感じた一日でした。」の一言はそこにいた7名の共通した思いでした。身体は寒かったけど心があたたかくなりました。

  ♪参加者  加藤  佐藤(政)  田代  外岡  半田(昇)  半田(紀)  後藤

 後藤さんはお手伝いで小田原から参加して下さいました。分校から20,300円頂きました。ありがとうございました。
 
【伊豆高原さくら祭り オープニングコンサート   岩永正子】

 3月24日に伊豆高原駅での桜祭りで、伊豆フィルのメンバーによる演奏が行われました。残念ながら桜はまだまだでしたが、かろうじで天気がもったのでなかなかの盛況でした。演奏の始まる前から席で待っていてくださる方もいらっしゃいました。
 管と弦のアンサンブルは別々でしたが、共に曲は主に映画音楽で、「サウンドオブミュージック」や「80日間世界一周」などで、かなりのお客さんが立ち止まって聴いてくださいました。野口さんが7月のコンサートのチラシをカラーコピーで作ってきてくださっていたのを、かなりの枚数持って行って下さいました。これでたくさん来ていただけると嬉しいです。

  ♪参加者  生田  石井  岩永  櫛野  佐藤(政)  原田  水田  板垣  田代  新穂  野崎(久)  永田

 さくら祭り実行委員会より50,000円頂きました。参加して下さった方々、お疲れさまでした。
 
【団員のニュース】

 入学おめでとうございます!
 ◆小林 伽菜さん(ヴィオラ)  県立三島北高校
 ◆飯田 龍仁さん(ヴァイオリン)  早稲田大学スポーツ科学部スポーツ文化学科
 ◆村松 宏樹さん(ヴァイオリン)  東京音楽大学ヴァイオリン専攻
 ◆小澤 麻里さん(ヴァイオリン)  東京音楽大学ヴァイオリン専攻
 
【すくすく元気に育っています!】

 ◆窪田祐一さん、ゆきのさんのご長男倖祐くん
 窪田倖祐(こうすけ)です。2006年5月6日生まれ。
 先日1才になりました!つかまり立ち&つたい歩きはばっちりマスターし、最近は引き出しを開けたり、リモコン・携帯に夢中!そこら中の電気製品のスイッチを入れて遊んでます(^ ^;)。音楽が聞こえるとリズムに合わせて?踊るのもお気に入り♪。そして大好物のバナナには異常な反応を示し、「んまんま」と言って高速ハイハイで近寄ってきます。

 ◆飯田明子さんのご長男秀弥くん
 飯田秀弥(しゅうや)です。2006年10月27日生まれ。
 食欲旺盛で、最近ミルク瓶は自分で持って飲みます・・・。
 電車に乗るのが大好きで、電車の中だとじい−っとおとなしくしています。
 ピアノをやって(祖母・真知子の願い)、打楽器をやって(私の願い)、ヴァイオリンをやってヴィオラが弾けて(夫の願い)、チェロが弾けたら(祖父・大の願い)最高ではないかと目論んでいます(笑)
 どうぞよろしくお願いします。
 
【ご結婚おめでとうございます】

◆鈴木麻美さん(ヴァイオリン)
 コンサートミストレスとして伊豆フィルを明るく引っ張ってくれている麻美さんに武藤さんが"突撃"インタビュー。

 武藤(以下M) : 麻美さん、このたびはご婚約まことにおめでとうございます。昨日は、突然「結婚行進曲」を演奏して(注:合奏開始直後サプライズで団員たちから麻美さんへのお祝いの意味をこめて曲のプレゼントがありました。)びっくりさせてごめんなさい。お育ちがよく、美しくすなおでやさしい、素敵な麻美さん。ヴァイオリンでうっとりする音を奏でられる夢のようなお姫様。そんな伊豆フィルの宝物を、いつの日か、お嫁さんとして心をとらえてしまう王子が現れることを期待しながら、内心おそれていました。それは、どんなお方ですか、ぜひお聞かせください。
 麻美(以下A) : 彼は、姉の職場の同僚の(高校時代からの)友人です。東京の八王子の出身で、オリンパスという会社に勤務して、医療関係物を作っています。
 M : 『生まれる前から結ばれていた。そんな気がする紅の糸』をたぐり寄せて・・・。それで、どんなところに魅力を感じられたのですか?
 A : まあ、いわゆる飲み会で会いました(笑)。誠実で、とても優しくて、Violinを続けることを理解してくれたから。あと、私を大好きなところ(笑)。
 M : 麻美さんにとって理想的なお方と。では挙式に関することを教えてください。
 A : 結婚式は6月9日、新宿センチュリーハイアットホテルで。新婚旅行は、ベタに(若者用語で"ありきたりに"の意)ハワイです。そして新居は長津田(横浜)です。
 M : ジューンブライド!さぞ美しいことでしょう。いつ頃からそういうことになったのか、全く気がつきませんでしたが、昨年ソロデビューされ、大成功を収められたことで決断されたと推察させて頂いてよろしいですか?
 A : そういうわけではなかったです。どっちかというと、母と2人で旅行した時に、いろいろ話をして『結婚観』が少し変わったのがキッカケかもしれないです。
 M : お母様のご説得。では、早く可愛いお孫さんを抱かせてあげて下さい。ところで伊豆フィルとのかかわりは、これまでと変わるのでしょうか?
 A : う−ん、これに関しては結婚してみないと分からないですけど、いつまでも伊豆フィルは大切に思っていきたいです!
 M : 学生時代からお忙しい中を、長い間、東京と伊東を行ったり来たりして長くコンミスをつとめられました。ところで、伊豆フィルには若い方が沢山おられますが、今の時代、結婚相手の男性にどんな事を要求なさるのか聞いてみたいものです。麻美さんも何か?
 A : やっぱりある程度は仕事をすることを認めて貰いたい事と、家事を少しは手伝って欲しいかな。
 M : そうですか。それでは最後に先輩として、結婚に対する姿勢についてひとこと。
 A : いろいろと考えずに飛び込んでみる事と、相手が自分を好きなのが一番だと思います。(これはノロケかな?(笑) )
 M : ありがとうございました。どうぞ末永くお幸せに。

 麻美ちゃんも最初から伊豆フィルを支えてくれた団員の一人ですね。本当におめでとう!主婦業は時々「休業」して、コンミスをいつまでも続けられますよう・・。
 
 
【伊豆フィルを育てる会よりお知らせ   事務局長 渡辺秀樹】

 伊豆フィル初代代表外岡協子さんから昨年11月にご逝去されたご主人壮亮さんのお名前で、「100才までの会費」として33年分495,000円の振り込みを頂きました。
 改めて壮亮さんのご冥福をお祈り致します。またこの会費は伊豆フィルの今後の末永い発展のために有効に使わせて頂きたいと思います。本当にありがとうございました。
 
 wakuwaku新聞第49号より
【第24回定期演奏会打ち上げ風景】

 ★司会(鈴木克政) : 只今から第24回定期演奏会の打ち上げを始めます。入場者は701名(当日券106枚を含む)でした。
 ★田久保先生 : 皆さんお疲れさまでした。講評いろいろあるが、無事終わってほっとしているところと思います。会場はほとんど詰まっているように思いました。
 合唱とオケが一緒にやることが、その地域の音楽が盛んだということで、良いと思います。フィンランディアを、難しい言葉で(合唱の方に)覚えて頂いてありがとう(拍手)。次回は、合唱団とやらないとお客さんが減るようではいけません。合唱団もお客さんを連れてきてください。数ヶ月一緒に楽しくやらせて頂きありがとう。
 厳しくやったが、良い音楽をやるためのことです。本番の集中力は当たり前えで、「本番に強い」と、威張らないでください。"本番は楽しみましょう"。普段の練習でどれだけ積み重ねが出来るかが問題なのです。
 中学校からずっとオケと関わり、おわりは指揮者もしていたから、アマチュアの苦労はわかっています。伊豆フィルに来てびっくりしたのは、10分前に着席して、インペクや係が話をして始めること。4月頃ポスターが出来ていて、びっくりしました。裏方のコーヒー、石井さんの奥さん達、裏方に支えられているのです。石井さんの楽譜。これはすごい。彼が一人で製本して、奥さんも本業そっちのけでやっている?そんなことはない。他のオケに行ったら紹介したいと思っていますが、その名に恥じぬようにやって下さい。
 平塚のコンマスが来ています。「ホールが悪いらしい」と言っていたが、「響きが良く、盛り上がり、素晴らしい。合唱団も素晴らしい」と、言っていました。沼津、静岡、平塚からエキストラで来て、良い交流ができました。
 ★司会 : 短い期間に、伊豆フィルの良いところ悪いところすべて見抜かれているようです。新婚さんの紹介をします。
 ★麻美(コンミス) : 1ヶ月、結婚生活で休んでいましたが、久々に来て、幸せでした。フィンランディアで「ブラボー!」と、声がかかり、テンションが上がりました。
 ★市川裕章(コンミスの旦那様) : いちかわひろあきと申します。このたび麻美と結婚しました。音楽を知らない人間ですが、(演奏会を聴いて)うれしく感動しています。
 ★金丸先生(電話にて) : 無事に終わったそうでほっとしています。合唱団の方も一緒に練習して頂いて嬉しかったです。
 ★定成トレーナー : すごく良いコーラスでした。オケ、おしなべてなんとなく良い演奏だった。1人1人が考えればああすれば良かったということはあるが、くだらないミスが多すぎる。完璧にやってやろうという気持ちでやろうじゃないか。惜しいのはホールだ。なんとかしてくれる人が居るだろうから、ホールのせいでだめという思いがして寂しいなあと思う。ともかくもう一度自分の胸に手を当てて、「何でかなぁ」と・・・。鈴木(オーボエ)君、とても良かったよ(拍手)。お疲れさまでした。
 ★田代守義代表 : 合唱の皆さん、ありがとう。おかげで観客が多かったし、アンコールではじ−んときました。今日は胸に手を当てず、前のめりにしたいと思います(笑)
 ★佐藤雅実前代表 : 合唱、半年の間ご苦労でした。伊豆フィルの有志が「未来を語る会」で、合唱を入れてと言って盛り上がっています。伊豆フィルと一緒に活動して貰えたらいいと思っていますので、案内が行くと思いますが、来年の暮れに、田久保先生の指揮で、またやろうかと思っています。これで終わりではありません。
 ★野崎美香演奏委員長 : お疲れさまでした。私はネガティブなもので、胸に手を当てたいと思います。合唱団をみて、声をどう出すかと真剣にやっておられるのがわかりました。扇風機のようにフワ−ッと声が届いてきました。エキストラの皆さん、遠くからありがとう。またお力を借りたい時はよろしくお願いします。
 ★島田晴夫実行委員長 : 委員会のメンバーはヴィオラチーム<生田・佐藤(政)・半田(紀)・谷口・後藤・加藤>でした。皆さんいやな顔をせず協力してくださってありがとう。特に加藤さんはプログラムつくりに苦労しました。何回も伊東の誠美堂へ足を運んで頂きました。次のチームは頑張ってやっていただければと思います。
 ★新穂さやか(ホルンパートリーダー) : 今日が最後です。最後の演奏会が合唱団といっしょで、お客さんも沢山来て、盛大で良かったと思います。
 大学を卒業してすぐに伊東に来て、職場から近いから助けて頂きました。四国から来てくれた祖母が体を壊したためサポートすることになり、四国に引越しをすることになりました。
 入った時は、ホルンパートが大勢いましたが、気がついたら2人きりになり、新人なのに、いきなりパートリーダーをやることになりました。それを木全はるかさんが手伝ってくれ、支えあって、褒め合ってやってきました。
 香川県にも(丸亀)市民オケがあって、思い出を胸に音楽を続けたいと思います。
 ★司会 : 四国に行っても是非頑張って頂きたいと思います。
 ★山口(合唱団員・男声) : 合唱、全く初めてだったのに、齊藤さんにすすめられて無我夢中でした。楽しかったです。

【伊豆フィルとコーラス   伊豆フィル合唱団 石井初恵】

 「合唱とオケが一緒にやることが、"その地域の音楽が盛んだ"という証!今回はとても良い企画だったと思う」
 田久保先生が、打ち上げの席でおっしゃっていましたが、私も全く同感です。
 オーケストラだけではなく、合唱も加わることによって、伊東の文化が大きく広がると思います。
 オーケストラと合唱が響く街、山と海に囲まれた自然豊かな街、そんな素晴らしい伊東に自分が住めることを、うれしく思います。
 また、その合唱の中に自分が参加していることが、私の大きな喜びになっています。
 はるばる遠方から人が来て、伊東で働き、オーケストラに参加する人がいる、そんな伊東の街を期待します。

【アンケートより】

 ◆岡田裕様(デュッセルドルフ日本人学校に36年間勤務
 大変失礼乍ら伊豆フィルがこれほどにインパクトを与える演奏をするとは夢にも思っていませんでした。シベリウスの「フィンランディア」の冒頭数小節を聴いて思わず「ホウ」と感じ、曲が進むにつれて、「世の中にはヘタクソなオーケストラというものは存在しない。そこにあるのはただヘタクソな指揮者だけだ」という音楽界の知られた俚諺が浮かんできた。
 田久保のメリハリがあって整然とした格調のある指揮スタイルと、その棒を通して彼の抱く大きなイデーを物現的に表現して来るオーケストラの「音楽」を聴き乍ら、アレ、この演奏スタイルと音楽は最近他所でも似たようなのを聴いたゾ、と思う。それは本年6月16日(土)、東京練馬文化センターで聴いた上智大学OB管弦楽団の演奏会で、指揮はもう40年以上も上智大学生オケの常任を勤めている汐澤安彦。(略)第1曲目のC.M.V.ウェーバーの「魔弾の射手」の冒頭数小節を聴いて「ホウ」と感心、今回の田久保、伊豆フィルでも全く同じ反応に我ながら面白く不思議であった。(略)田久保お汐澤も何れもフレーズを旨く処理してふっくらとしたまろやかな「音楽」を創り出す。そこにはメリハリがあって整然とした、かつ大きな音楽が生じて心を打つ。指揮のスタイルといい創られた音楽といい共通点が多いナ、と思い乍ら田久保の楽歴を見たら何と汐澤にも師事していた。(略)
 1969年9月に当時の西ドイツに渡り本年2月に37年半ぶりに最終帰国した。帰国後5ヶ月経っても戸惑うことの多い「母国」の生活である。37年の滞独中は無論、欧州、北米で多くの演奏会に足を運んだ。
 (略)1990年代になってベルリン、ウィーンを始め世界の著名なオーケストラの演奏が私にはつまらなくなってきて、感動を得ることが少なくなってきたのは自分が変わったのであろうか。90年代以降で、いつ、どこで聴いても強烈に心を揺さぶり深い印象を刻印した指揮者といえばガーリー、ベルティーニとギュンター・ヴァント等ほんの僅かである。
 本年3月末にサントリーホールで、ピティナ40周年を記念しての3名の著名な若手日本人のピアニスト達による協奏曲の夕べを聴いた。伴奏はNHK響で指揮は渡辺一正。芸術一般に於ける鑑賞者の感想は、「結局は」何れも「主観的」であること、それを百も承知で言えば少なくとも私にはN響を始め出演者たちの演奏はつまらなかった。演奏中、不謹慎乍らしばしばねむった。N響(略)もピアニスト達も勿論「うまい」のは言う迄もない。実際彼等の演奏は実にウマイ。しかし優等生的にソツのない「うまい」演奏だけでは「つまらない」のである。言う迄もないがこの壁を抜け出そうとして奇をてらう演奏に向かうのはハナシにならない。私がこのように思うようになったのは「飽食」のせいなのだろうか。尤も最近のコンクール(優勝者、入賞者)の演奏が全てつまらない、という訳ではない。最近のワルシャワ、ショパンコンの1位のブレハッチの演奏を聴いたがこれは本当に良かった。温かい心が感ぜられたのである。
 メカニック(指づかいのこと)にしてもテクニック(音楽上の表現力)にしてもベルリンフィルやウィーンフィルやN響とは比較にならないのかも知れないアマチュアや地方のオーケストラであっても、この伊豆フィルと田久保のようにつまらない思いを少しもさせず、全曲楽しませ、インパクトを与えてくれるのは頼もしく嬉しいことではないか。
 音大生、或いは音大卒業生も何人かいるようであるが、基本的にはアマチュアの集まりであるオケから、あれだけの整然とした、豊かな音楽を創り出す田久保の力量は大したものである。
 エルガーの「エニグマ変奏曲」を聴くのは無論初めて。プログラムノートから指揮者のこの曲にかける「こだわり」が演奏にも感ぜられ、この珍しい曲の演奏に際してオケメンはよく指揮者について行ったことに敬服。
 ブラームス第2番の2楽章は私にはやや弛緩気味に聴こえたが、アダージオのテンポは如何にも「田園」を想い起こさせ、この曲の趣にあっていたのかも知れない。1,2楽章とも音量が抑制気味に聴こえたが −私は弱音、最弱音の演奏もアマチュアオケに求めたいのだが。この度は弦も管もこの楽章ではホール中ほどに座る私の席には余り響いてこなかった。 −それはフィナーレの歓喜と躍動を強く印象付けるコントラスト、或いは曲の構成上の田久保の配慮だったのだろうか、それとも偶然だったのだろうか。
 (略)
 コンサートミストレスは鈴木麻美さんとおっしゃる方とのことであるが、オケのトップにあってオケメンははもとより聴く側に安心感と信頼感を抱かせる存在であるように思えた。
 次回12月2日の定期演奏会が楽しみである。

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