wakuwaku新聞第50号より

50号記念寄稿
【音楽が生み出すもの   伊豆フィル初代指揮者 山本郁夫】

 伊豆フィルの皆さまが、発足10年を記念してオペラに挑戦されたことを聞いたときは、たいへん嬉しく思いました。結成のときに四人の呼びかけ人と、熱い思いをオペラ制作に至るまで語り合ったものです。外岡さんが教えておられたヴァイオリンのお弟子さん方で弦楽器の核をつくり、ホテル川良の山田さんが呼びかけて友人多数が楽器を持って応援にかけつけ、牛久保さんが事務局長としてわけも判らず?!走り回っておられたような・・・。それと齊藤真知子さんが運営委員を兼ねながら、指揮者を連れてきた責任を取ってピアノ協奏曲を演奏することになるなど、懐かしい思い出がいっぱいです。
 こちらはロシアでの活動が続く今も、伊豆フィルで掲げていたチャレンジ精神は失ってはいません。それと、伊豆群発地震で閑散とした中、街に元気を取り戻そう!と伊豆フィルが立ち上げられたことを知る人はおられるでしょうかね・・・。その後、故郷・神戸の大震災が起こり、さらに三宅島の皆さまを元気づけるために、三宅島島民合唱団「アカコッコ」を立ち上げるなど、なぜか災害復旧音楽委員長?!を長い時間つとめています。
 あの頃は、音楽とは「音を楽しむものだ!」と思っていましたが、今は「音を楽にするんだ!」と感じるようになっています。随分とへんな言い方に聞こえますが。とにかく、情熱的であるにせよ、感情的になるにせよ、「美しい音」を求めることが大切です。もちろん不協和音でさえも、美しさの前ぶれです。
 しかし、それはやはり美しい心から生み出される、と思います。もちろん、そのためには音に向かい合う厳しさを、常に忘れてはいけません。美しい音の裏には、日々の努力といつわりのない信念が隠されています。いつまでも思いやりあふれる真心の音を、正しく追い求めていきたいものですね。そして、深いきずなが伊豆フィルと指揮者の間に結ばれ、良識ある観客に支えられながら音楽を通じた真の伊豆フィルの発展につながっていくことでしょう。

【伊豆フィルに久々に参加して   元団員(編集委員長) 津久井文夫】

 最初の下田への転勤の時、娘のヴァイオリンの先生であった外岡先生が中心になってオケを立ち上げると聞いたもので、夫婦揃って入団しました。ところが、第1回の定演の時にはもう藤枝に戻ってしまうということになりました。でも、伊豆フィルの仲間の良さに惹かれて、以来10年伊東に通い続けました。自分でも良くやるなと思いながらも、車での往復がおっくうに感じたら、その時は潮時かなとも思っていました。
 丁度10周年を迎え、岩村先生の降板も重なり、今かなと思い、退団させていただきました。しかし、ホルンのメンバーの足りなさはずうっと気になっていて、特に今回団員が全く本番に出られないと聞き、僭越ながら参加させていただきました。勝手に退団したにもかかわらず、皆さんに温かく迎えられて、本番も気持ちよく吹くことができました。でも、本当にメンバーが少なくなったなあというのが印象です。楽器をやる人は大勢いると思うのですが、何故なんでしょうね?
 実は、伊豆フィルを退団したのにはもう一つ小さな訳がありました。高校の時からホルンを吹き続けてきて、時々「なんで日本人なのに西洋音楽ばかりやっているのだろう」という思いがありました。5年ほど前に、民族音楽学の小泉文夫氏の本に出会い、まさに「目から鱗」の思いを受け、民族音楽や和楽器に興味が湧きました。そして、いろいろな民族音楽を聴き、オーストラリアのディジュリデゥー、ジャワのガムラン、中国の二胡、津軽三味線、和太鼓などを体験し、それぞれの良さを感じることができました。でも、最近になってやはり自分が一番好きなのはホルンなんだなあと感じています。
 今回も伊豆フィルでホルンを吹けたことを本当に幸せに思いましたが、伊東に毎回通い続けるのはちょっと厳しいなあというのが本音です。メンバーが足りない時に時々お手伝いさせていただければ幸いです。こんないい加減な私に反して、今でも理事やいろいろな立場で伊豆フィルを支え続けていられる方々には本当に頭が下がります。これからも伊豆フィルが伊東を中心に音楽の輪を広げて行かれることを期待して止みません。

【育てる会の存在   ヴァイオリン 水田順子】

 第25回定期演奏会を前に「育てる会」についての事務のお手伝いをしました。法人会員、個人会員ともにこんなにたくさんの方々がいらっしゃるということ、こんなに心と会費を寄せてくださっているということを、いまさらのように詳しく知りました。
 これまでも、「育てる会事務局」の方々からたびたびお話をうかがっていたのですが、ありがたいことだと思いながらもそれほど実感していなかったことを改めて反省しています。今更、私などがこのようなことを書くまでもなく、団員のみなさんはよくわかっていらっしゃることだと思いますが、私自身の不明を反省するために、そして新しく入団した人たちへ伝えたい気持ちで「わくわく新聞」に載せていただくことにしました。
 「育てる会」に入会してくださる方々は、それぞれの思いで(それぞれに入会のエピソードをお持ちです)伊豆フィルを応援してくださっています。「音楽が好き」、「伊豆フィルの音が好き」、「伊豆にオーケストラがあるのがうれしい」、「伊豆フィルのみんなが自主的に運営しながら演奏しているのが好ましい」、「アマチュアだけれども理想を高く求める姿勢がいい」などなど。どなたも伊豆フィルに好意を持って下さっています。そして毎年振り込んでくださる会費はその好意と善意の表れです。
 伊豆フィルがこのように多くの会員にその存在を認めていただいているということを改めて意識すると、社会的に認知された音楽団体として(特に、法人で入会してくださっている場合は、伊豆フィルを社会的組織として見ていらっしゃると思います)もっと背筋を伸ばして応援や支援に応える努力をしなければいけないと強く思いました。
 「育てる会」の会費はもちろん伊豆フィルのために振り込まれているのですが、あくまでも私たちは団費と定演負担金で自分たちの音楽活動を運営していくことが基本だということを忘れてはいけないと思います。出来る限り「育てる会」の会費に甘えることなく運営していけるように、団員を増やす努力や定演チケットを数多く売る努力、さらには経費をできるだけ抑えるという努力などをしなければならないと思います。

【第25回定期演奏会打ち上げより】

 2007年12月2日 伊東市観光会館 会議室

 ◆田代守義代表あいさつ
 今日はありがとう。いろいろな二とたちが(それぞれに)やってくれて、私たちは、演奏会ができる。チャイコフスキーのピアノコンチェルト、クラシックコンサートの海瀬さんを、6月の定期演奏会に予定していたが決まらず、育てる会会員の岡田さんと交渉の結果、夫人の杉谷昭子さんが引き受けてくださることに決まり、真知子さんと、政美さんが、涙を流して喜んだという話は、メーリングですでにご存知と思う。このことはプログラムには間に合わず、一枚の紹介の紙をはさむことにした。
 ◆土屋勝志/フルート
 仕事でゲネプロは出られなかった。土曜日は(仕事柄)あけられない。皆さんから声をかけて頂いて本番に出られて、感謝している。これからも勉強していきますので、よろしく。
 ◆磯野佳奈(静岡県立大学2年生)
 伊東の地域についてテーマを選んで研究することになっている。練習している皆さんの様子を思い出して、感動して、5分くらい前から泣いているところです。(磯野さんは県立大の吹奏楽でホルンをやっており、「伊豆フィル」を研究テーマに選び、後半は毎回のように見学に来ました。レポートにまとめるそうです。)
 ◆佐藤政美インスペクター
 指揮者上野先生は、GPは6割だったから、リハーサルで8割にして、本番100%にしたいと言っておられた。先生の評はどうでしょうか。
 ◆指揮者上野先生
 立石先生経由で定成先生から伊豆フィルの名前は前々から聞いていた。もっと、オケだけでやれることがたくさんある。本番が一番よかったが、それは当たり前のことで、大事なことは普段の練習です。指揮者など見てなくても音が聴けるはず。それが出来ればもっと上達する。
 ◆野口夏未/パーカッション
 (定成トレーナーのメッセージ代読後)先生が食道ガンで入院し、11月7日に手術して今は順調に回復している。
 ◆司会(稲葉安光)
 良い指揮者は冷静に演奏し
お客さんは熱狂していた。最高の演奏だった。ヴィオラにアクシデントが続出して、急遽平田さんには、エキストラでトップに座っていただいた。
 ◆平田ご夫妻/エキストラ
 三島から夫婦でやってきた。今日は、楽しく演奏させて頂いてありがとう。
 ◆津久井文夫/ホルン
 十数年伊豆フィルでやっていた。藤枝から来るのは寄る年波だが、また女房(ヴァイオリン・清美さん)共々よろしくお願いします。
 ◆諸星広治/ファゴット
 一時4人いたが、私一人になった。出席率の悪いのは(欠席した分を自分で取り返そうと思っても)、個人練習ではあがなえない。
 ◆田代代表
 昨年7月の定期演奏会の時にご夫妻で育てる会に入会して頂いたご縁で次回6月に杉谷昭子さんに、ピアノコンチェルトをやって頂くことになった。
 ◆岡田裕(杉谷さんのご主人)
 今年2月初めに37年ぶりにドイツから(65歳定年で)帰って来たばかりで、右ハンドル、右通行、ベルトの位置まで反対なのに戸惑っているところ。家内はブラームスの音が気に入り、ドイツへ行くことになった。「(ドイツ語を)何とか助けてよ」と言われて、一緒に行くことになった。デュッセルドルフで36年間教えた。ふたりはドイツで結婚したが、結婚しても1年くらいしか一緒にいなかった。日本に帰ってもなかなか一緒に生活出来ない。家内ではなく、家外だ。今年7月の伊豆フィルを聴きにきた。フィンランディア、アンケートに書いて、あとで郵送した。(細かい字で裏表にびっしりと書き込まれたアンケートを政美さんが書き写して、わくわく新聞にも取り上げました)真知子さん、政美さんから突然にピアノコンチェルトの件を申し込まれた。魅力的なマダムたちに「空いているよ」と返事したことで、(家内には問い合わせました)伊豆フィルとの思いがけないご縁が始まった。
 ◆村松宏樹/ヴァイオリン
 出席率の悪さでオケをやるのは申し訳ありません。今長い浪人生活を、やっと抜けられた。伊豆フィルで鍛えられて前にやった曲が多くあって、その経験が役に立っている。今後、出来る限り練習に来ますので、よろしくお願いします。
 ◆鈴木麻美コンミス
 シベリウスも怖かったが、ベートーヴェン、ハイドンもとても怖いなあと思った。もうちょっと練習に普段来ないと厳しい。自分自身もハイドンは得意ではなく、勉強になった。コンチェルトは本当に難しい。より聴かないと絶対に合わない(特にチャイコフスキーを弾くので)。シベリウスは楽しく弾くことが出来た。
 ◆鳴戸啓子/パーカッション
 本番初めて(メインの曲を)叩いた。10年かけて育てて頂き、そのお陰で大学でもオケに入って卒業に向けて頑張っている。3月に(慶應義塾)大学オケで、京都・福岡・東京公演がある。(幻想交響曲)
 ◆杉山祥子/クラリネット
 今回初めて交響曲を吹かせてもらった。野崎さんに感謝。先生に注意されたところをやろうやろうと思い過ぎて落ちてしまったところもあって、勉強になった。
 ◆梅原友の会会長
 演奏会では毎回ロビーの仕事をやっている。私ひとりではなく、多くのスタッフは、皆楽しく明るく、ボランティア精神を持ってやている。演奏出来る人もスタッフになって楽しんでいて、なかなか舞台に上がろうとしないので、しっかり引っ張って舞台の上で演奏させてほしい。
 ◆谷口雄一/ヴィオラ
 仕事で夜勤明け。大仁で昨日の朝、重態事故があった。温かいヴィオラの仲間たちのおかげで、シベリウスだけ弾くことが出来た。
 ◆外岡協子初代代表
 お知らせです。個人レッスン勉強会を22日午後2時からひぐらし会館で開催します。皆さん、ソリストとして演奏します。
 ◆当日のアンケートから
 「一糸乱れぬ団員の熱演に拍手を贈ります」
 「明日から試験のため、小中学生が少ない・・・」
 「麻美さん、素敵でした」
 
【ソロ勉強会 憧れに寄せて   ヴァイオリン 武藤都喜子】

 2007年12月22日 14:00よりひぐらし会館において「第1回ヴァイオリンソロ勉強会」を開催致しました。出演者は、伊豆フィルのヴァイオリンパートの有志、賛助出演は野崎美香さん、土屋美華さんのご両人。それに小沢恵子さんのお弟子さんの鈴木ゆきのさんも参加して下さり、にぎやかに会場を飾って下さいました。ピアノ伴奏は、伊豆フィルの弦楽器奏者で、ピアノも上手に弾ける方々にお願いしました。演奏の順番はくじ引きで決まり、皆がそれぞれ役割分担をして進行していきました。プログラムは紙面の関係で割愛させて頂きますが、ご興味のある方はメンバーにお尋ね下さい。
 思い起こせば、昨年7月22日、外岡先生のお宅で、まずは立ち上げとして集合した時が始まりでした。ヴァイオリンパートの大勢が参加して、それぞれ1曲ずつ好きな曲を弾いて、それはそれは楽しい会となり、久々にヴァイオリンパートは大変なごやかに打ち解けました。一昨年、ご主人様がみまかられて以来、お静だった先生もとても嬉しそうで、これならもう大丈夫という気がして大変幸せなひと時でした。
 その後、日時が決められ、個人レッスンが始まりました。大体1〜2回、先生のご都合に合わせて通うことになりました。12月の定期演奏会のあとは、ピアノ合わせを2回やって本番に臨みました。
 外岡先生のこの度のレッスンに対する意気込みはたいへんなもので、そばにいると、先生の熱意がひしひしと伝わってくるほどでした。市川麻美さん(コンミス)からよく聞かされた「先生は普段はとても優しいれど、音楽学校を受験すると言った途端に、豹変して鬼になる・・・」という話を思い出しました。
 たしかに、これまで、オケの練習で、幾度も先生のお宅でご指導頂きましたが、大抵は、「それいいですね?」とやさしくおっしゃるのが常でした。しかし今回は、「まだまだ!」「テンポが・・・」「音程が・・・」とこまかいチェック。弓の持ち方、動かし方、いや、それよりも先ず、そこに立った時の足腰のふんばり方、背筋は伸びているか、楽器が下がりすぎていないか、爪の切り方に至るまで、懇切ていねいなご指導。「先生が豹変して鬼?になる・・・」瞬間でした。これは、受験生に限らず、教えている生徒に対して、しっかり責任を持っておられる方であることの証拠です。弱音器は楽器につけたままにすると雑音が入るから、ソロの時は、楽器から離して別におくことも、これまで知らなかった注意点でした。
 先生は、演奏者がそこに立っただけで、どんな音を出すかが分かり、調弦をしただけで毎日練習をしているかそうでないかが分かるそうです。演奏を始めた最初の音で、全体の曲に対する印象はすべて決まるともおっしゃいます。よく昔から1日練習を休めば誰かさんにわかり、3日休めば誰だかにわかり、1週間やすめば聴衆?にわかるとか聞いてはいましたが、恐ろしいことにこの諺は生きていたのです。
 先生は弱い部分を的確に指示、指導され、レッスンをそばで見ている者にとっては、「あれッ!」と思うほど手品のように音を変えてしまう魔力を持っておられます。先生について行けば、いやそれだけでなく、よく注意を守って毎日最低5分以上楽器に触る、つまり練習を重ねるなら、最初の汚い音も、今回の発表会のような音になるということを痛感させられました。今回の企画は、そのことが立派に証明されたのです。まことに重要な発表会であったのです。
 ソロの勉強会は、オケの練習にもたいそう役立ち、今までより丁寧に弾くようになった気がします。先生は「後ろから見ていると、みんなの姿勢が良くなった。」とおっしゃいました。
 今回、伴奏者にも、先生にもささやかなお礼しかできなかった事が少し心残りとなっております。そのささやかなお礼も固辞されされていた先生のお姿に頭が下がる思いでした。
 本番演奏直後に、舞台で小澤恵子さん、麻里さんから頂いた、真紅の薔薇は思いがけないプレゼントでした。それはとても良いお花で、よく水あげして今年の私の喜寿の日まで、ビロードの大きな花が開き、存分に楽しませて頂きました。素敵なお心遣いをどうもありがとうございました。
 この勉強会はまだまだこれからも続きます。今後は、伊豆フィルメンバー全員が参加できる「ソロ演奏会」に発展していく事を心より願っております。

【行事報告 養護学校演奏会   水田淳子】

 2月5日、西小学校内の東部養護学校で演奏してきました。昨年の伊豆フィル訪問を覚えていてくれたこどもたちもいて、今年もとても楽しそうに聴いてくれました。曲は、前半クラシック曲5曲でしたが、ほんとうに心から聴き入ってくれているのがわかって、そのことに私たちは感動しました。後半はこどもたちの大好きなジブリのアニメから4曲、最後に「魔女の宅急便」から「ルージュの伝言」を、手に手に得意の打楽器(カスタネットや小さなタンバリンなど)を持ったみんなと一緒に演奏しました。どの曲も終わると大きな拍手をいただき、最後は握手までしてくれました。こんなに楽しんでくれて、演奏する喜びと聴いてくださる人たちとの一体感を味わわせて頂きました。
 演奏参加者   
   生田  武藤  植田  外岡  水田  半田  
   佐藤  岩永  大鹿  田代  齊藤  加藤
 
 wakuwaku新聞第51号より

平成20年(2008年)6月8日発行
【伊豆フィルさんと共演して   海瀬京子】

 狩野川クラシックコンサートでは伊豆フィルハーモニー管弦楽団の皆さんと共演させていただき、ありがとうございます。最初のリハーサルの時から「これはすごいオーケストラだ」と感じ、どんなチャイコフスキーが出来上がるのかワクワクしておりました。私自身はリハーサルで力んでしまったり、一人で先走ってしまったり・・・とアンサンブルの難しさに反省の連続・・・。皆さんに活き活きした音楽のパワーをいただきながら、本番に挑みました。そして、幸いにもたくさんの聴衆の中、協奏曲という大きなアンサンブルを心から楽しめたように思います。
 1部がソロ、2部がオーケストラにピアノ協奏曲という豪華な音楽会が地元で実現し、夢のような時間を過ごすことが出来ました。そして、伊豆に生まれ育った私と伊豆フィルさん、全てが地元でつくられたステージは忘れられないものとなりました。これからも伊豆の出身であることに誇りを持ち、いろいろな世界を見ながら、勉強を重ねていきたいと思います。本当にありがとうございました。

  海瀬京子・・・伊豆の国市在住。2005年、日本音楽コンクールピアノ部門で優勝され将来を嘱望されているピアニスト

【行事報告 伊豆高原さくら祭りオープニングコンサート   島田晴夫】

 <3月22日 伊豆急行伊豆高原駅構内>

 参加者
  ★弦楽器   中野  石井  櫛野  外岡  原田  武藤  水田  半田  島田  岩永
  ★管楽器   土屋(美)  野崎(美)  窪田(ゆ)  野崎(久)  田代  板垣
  ★パーカッション   窪田(祐)
  ★チェンバロ   齊藤(真)
  ★応援   加藤/広報関係  稲葉(安)

 曲目
  @ヘンデル/"水上の音楽"より「ホーンパイプ」
  Aシュトラウス/「美しき青きドナウ」
  Bバッハ/"管弦楽組曲"より    フルートソロ 土屋美華
  Cアンダーソン/「トランペット吹きの子守歌」    トランペットソロ 野崎久孝
  D管楽器演奏  「小さな恋のうた」 「千の風になって」

 一昨日の嵐のような天候とは打って変わり、暖かい天気の日でした。まだ桜並木は、桜の開花がありませんでしたが、これから春本番という感じです。
 「千の風になって」はお客様も口ずさんでいましたよ。今回、加藤さん、稲葉安光さんが、チラシを配り、ポスターも掲示して、また、チケットも持って販売していました。

【さくら祭り   パーカッション 窪田祐一】

 私はティンパニ奏者ではなく打楽器奏者です。ティンパニだけでなく、マリンバや小物打楽器もやります。今回のさくら祭りでは、ドラムセットでの出演です。といっても、さくら祭りは何度も出ていますが、毎回ドラムセットです。管楽器のメンバーと一緒にやるということもあり、構成上でも少しポップス系の曲があるのが好ましいので、毎回歌謡曲などを演奏するからです。今回もアップテンポでノリのよいモンゴル800の「小さな恋のうた」と、大ヒット曲「千の風になって」を演奏しました。事前練習はまったくなく、当日も楽器を使っての合わせは出来なかったので、まさにぶっつけ本番。というわけで、演奏の内容はここでは書きませんが、多くの方が楽しそうに聴いてくれました。(と思っているのは私だけかも)好天にも恵まれ、例年よりお客さんも多かったように思われます。伊豆フィルのことを知らない人にアピールができ、その中から一人でも演奏会に来てくれる人がいたならば、今回の演奏も大成功だったのではないかなと思っています。
 (わざわざ始発で山梨から来たんだから!!!)

【伊豆フィル後援コンサート   コンサートミストレス 鈴木麻美】

 <村田穂積さんヴァイオリンコンサート 「ブレーメンからの贈り物」>

 待ちに待った村田穂積さん&桃子さんのデュオリサイタルが、4月16日に川奈リゾートミッシェルガーデンコートで開かれました。
 桜も終わり新緑の季節になろうとする日本に、「ドイツ・ブレーメンの風」が爽やかに吹きぬけたという感じの、とても素敵なリサイタルでした。
 私は穂積さんとは外岡先生門下の兄妹弟子という間柄なので、ありがたい事に小さい頃から穂積さんの演奏を聴かせて頂く機会が多かったのですが、今回のヴァイオリンはまた格別に素晴らしいものでした。
 春の訪れを感じさせる清々しいベートーヴェンのスプリングソナタに始まり、バッハの無伴奏ソナタ"シャコンヌ"の流麗で深い精神性、そして特筆すべきはブラームスのヴァイオリンソナタ第3番!!!穂積さんのブラームスは初めて聴いたのですが、キメ細やかに音を作り上げたかと思えば、突如として感情の赴くままに歌い上げ、聴いているこちらを興奮させっぱなし。また2楽章の叙情的で甘い旋律には、(勝手ながら)伊東への『望郷の念』が感じられて、思わず目頭がウルウルッとなってしまいました。
 そして忘れちゃイケナイのが、奥さまでもあるピアニストの桃子さん♪相変わらず穂積さんとの息はピッタリ!で、決して前に出過ぎる事はないのですが、自分のメロディーの時には大胆不敵にピアノを歌いあげる彼女のピアノに、「ホウッ」とため息の連続でした。ただこのお2人は、音楽だけでなくお人柄も最高☆ 穂積さんはあんなに凄いヴァイオリンを弾くのに、話しだすとめっちゃ優しくて天然(失礼!)だし、桃子さんは一瞬近寄りがたい雰囲気(重ねて失礼!)があるものの、実は人懐っこくて温かくてと〜っても可愛い方なのデス。小さい頃、桃子さんが穂積さんを呼ぶ時に「穂積!」と呼び捨てにするのを聞いて、その外国っぽさにちょっとドキドキして、私も将来は絶対に旦那様を呼び捨てにするゾ!と思ったのだけは叶ったものの(笑)、ヴァイオリンはまだまだ穂積さんの足下にさえ辿り着いていない状態。伊豆フィルでは光栄にもコンミスなぞやらせて頂き、ちょいと指導なんてしちゃってる私も穂積さんの前ではヒヨッ子同然。アハ。
 私にとって今回の演奏会は、真摯な気持ちでヴァイオリンに取り組む事の大切さを改めて感じさせてくれた、ブレーメンからの素敵な贈り物になりました。穂積さん・桃子さん、ダンケシェーン!

【演奏活動40周年記念 杉谷昭子さんコンサート   クラリネット 杉山祥子】

 <4月20日 浜離宮朝日ホール>

 杉谷昭子さんの演奏会を聴きに行ってきました。
 バッハ=ケンプ、杉谷編曲:オルガン小曲集第41番 「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」
 ベートーヴェン:ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲
 シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「鱒」
 聴きに来たお客様が必ず通るところに、次回の伊豆フィルのポスターが大きく掲示されていました。
 写真も撮らせていただきましたが、岡田さんが作ってくださったそれはとても丁寧に作られていて、おまけに会場にあったほかのどんなポスターよりも大きくて、(しかも地図まで作られていて!)嬉しく思うと同時に、これはヘタなことは出来ないぞ、と身の引き締まる思いがしました。
 舞台に現れた杉谷さんはとてもチャーミングでした。舞台上から投げキッスする人は初めてです!そして、世の中には演奏家の数だけ音があるんだと、改めて知った一時でした。
 比べるわけではないですが、1ヶ月前まで海瀬さんのパリッとしたピアノに耳慣れていた耳です。
 私はピアノについてはほぼ素人ですが、杉谷さんのピアノは、残響やホールの空気そのものまでを包み込むような優しさがあって、それでいて滑らかに転がるような心地よさがありました。
 齊藤さんの言葉を借りるなら、円熟のピアノ。
 ああ、確かに若い人にはこういう音は出せないなと納得しました。
 1曲目、2曲目ともにとても心地よい演奏に魅入られ、3曲目「鱒」は、「空気を包み込むピアノ」を如実に感じた曲でした。ピアノと弦楽が違和感なくそれぞれが出過ぎることなくぴたりと嵌って、最高の「鱒」になっている感じました。アンコールでも、杉谷さん編曲のベストセラー(?)「カタリカタリ」を弾いてくださいました!この場で聴けるとは嬉しい誤算、長く残るのも分かる気がした曲でした。多少遠出でも、聴きに行って良かったです。
 とても勉強になりましたし、何より心の準備が出来たと言う点で、聴いておいてよかたです。
 もうすぐソリストあわせも始まります。同じ曲も、弾く人が違えばイチから作り直すのと同じ。
 良い演奏会になるように、残り少ない練習を大切にしていきたいと思いました。

【第25回定期演奏会 お客様アンケートより(協力:静岡県立大学 磯野佳奈さん)】

 <感想欄まとめ>
1.選曲に関して
 ◆もっとノリのよい曲でも良かった。
 ◆息抜きのできる曲がほしい。
 ◆市民との距離をもっと近くする努力をしてほしい。選曲に市民の声が反映されているのか。
 ◆誰もが知っているポピュラーな曲もやってほしい。

2.演奏会の演出に関して
 ◆奏者の態度が悪い。
 ◆管がうるさい感じがする。
 ◆楽器紹介をしてほしい。
 ◆指揮者の声が聞きたかった。
 ◆会場のベル音、アナウンスの音量が大きすぎる。
 ◆ロビーコンサートがよかった。
 ◆ロビーコンサートの際、曲や楽器の紹介があるとよかった。

3.その他
 ◆下田にきてほしい。
 ◆演奏会の回数を増やしてはどうか。それだけの実力がある。
 ◆芝生で寝ながら、食べながら、飲みながら聴けるような野外コンサートをやってほしい。
 ◆ハイドンの曲は練習不足の感じがした。
 ◆中学校や高校のテスト日程を考慮し、演奏会を開くとよかった。

 <アンケートに書かれていたリクエスト曲>
 ◆シューベルト 交響曲第8番「ザ・グレート」
 ◆ダンディ 交響組曲「海辺の詩」
 ◆スーザの曲、スーザの行進曲
 ◆チャイコフスキー 序曲「1812年」
 ◆ヴェルディ 「椿姫」
 ◆シベリウス 交響曲第1番
 ◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの作品

【団員ニュース】

 ≪入団≫ ようこそ!
 ◆上島威彦(うえじまいずひこ)/ヴァイオリン
 平成2、3年仕事環境が変わって、故郷の稲取から、戸塚に引越してから1〜2年したら、伊豆フィルができており、135号線沿いの伊東市観光会館をみたら、立て看板に伊豆フィルの名前とともに、ベートーヴェンの交響曲1番を最初の演目として掲げていました。仕事を引退したら、稲取に帰り、伊豆フィルにも入りたいと夢見ていましたが、機会がないまま10年以上も経ってしまいました。
 戸塚の方ではオケ活動に参加しておりました。一時期病気をして退団し、その後何もしていません。
 今回伊豆フィルに入団できたきっかけは、偶然ご近所の遠藤さん(ヴァイオリン)と知り合いになり、教えていただいたことと、妻の仕事の関係で月に一度は必ず稲取に行くこと、それに、自分の問題として、この頃老眼が進行し、この時期を逃したら、何時入れるか分からないことなどです。
 中学生の頃から始めていたので、経験年数は長いのですが、中抜き期間も長いので、いつまで経っても初心者です。また、今のところ、完全参加できないので皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 ≪退団≫ お元気で!
 ◆鳴戸 啓子 (パーカッション)  就職のため
 ◆谷口 雄一 (ヴィオラ)      転勤のため
 ◆木全 春香 (ホルン)       仕事のため

 ≪復団≫ お帰りなさい!
 ◆北島 さやか (ヴァイオリン)
 ◆西島 英子 (ヴァイオリン)

 ≪おめでとうございます≫
 ◆上林 由美さん (元団員:旧姓高野Fg)  男児ご出産
 ◆青木 雄太くん (パーカッション)  暁秀中学校ご入学
 ◆鳴戸 啓子さん (パーカッション)  慶応大学ご卒業

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伊豆フィルハーモニー管弦楽団


伊豆フィルは、音楽を愛する心と“わくわくする心”を持ち続け、常に新しいよろこびを求める愛と調和を奏でることにより、伊豆を中心として地域文化の発展に寄与する事を目的としてます。

ギャラリー

演奏会の記録

これまでの演奏会の詳細やポスターがご覧頂けます。

伊豆フィルのあゆみ

伊豆フィルの生い立ち、特徴等がご覧頂けます。

伊豆フィルニュース

伊豆フィルの団内報「WAKUWAKU」より、伊豆フィルの活動を抜粋して掲載する他、伊豆フィルに関する幅広い話題がご覧頂けます。

伊豆フィルを育てる会

伊豆フィルハーモニー管弦楽団を財政面で支援していく会のお知らせです。



















伊豆フィルニュース/wakuwaku新聞より



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