| 「一つの音、奏でる楽しさ」 |
 ◆ 川原 裕美子：チェロ （三島市）今回の演奏会では映画音楽をやることになり、とても楽しみにしています。特にハリーポッターは大好きな映画なので、そのテーマ曲をオーケストラで皆さんと一緒に演奏することができとてもうれしいです。また、聴いたことのない曲もいくつかありました。しかし、どれも面白く、ノリがいいものが多かったので、演奏していてとても楽しいです。 前回、初めてオーケストラの一員として演奏させていただきました。チャイコフスキーの交響曲第４番は、今までに弾いたことがないほど長く難しい曲でした。思うように弾くことができず、私にとって大変悔しい結果となりました。しかし、そこで多くのことを学ばせていただきました。もちろん楽譜通りに弾くことも大切ですが、周りの音をよく聞くことも大切なのだということ。そして、大勢の人と一つの音楽を奏でることの楽しさ。個々で学んだことを改善し、生かすことができるよう努力していきたいです。 これからも伊豆フィルでの活動を通し、私自身のスキルを磨くとともに、オーケストラを楽しみたいと思います。お客様にも楽しんでいただけるよう頑張って演奏いたしますので応援よろしくお願いいたします。 （第３８回定期演奏会に寄せて） |
| 「記憶よみがえる映画音楽」 |
 ◆石井 博：ホルン （小田原市）音楽を愛する方々には、それがどのような音楽であれ、ご自身の思い出や映像などと結びついた音楽があると思います。私にもこれまでに出会った音楽の中で、忘れられない曲が何曲かあります。その中でも一番古い音楽と映像の記憶をご紹介します。 その音楽は１９６４年東京五輪の「オリンピックファンファーレ」です。テレビを通して開催期間中に何度も聞いていた音楽を、オリンピックが閉幕した後に中学校の音楽鑑賞会で自衛隊音楽隊による演奏を聴いたときでした。その瞬間、目の前で演奏される鮮やかな音楽に導かれ、さまざまな競技場面や感動がよみがえってきました。それまで未経験だった音楽に対する感動と共に、音楽の持つ力に衝撃を受けたのです。今でもこの音楽を聴くとオリンピックのシーンや感動だけでなく、中学生当時のさまざまな記憶がよみがえってきます。 映画の映像とは少し違う話でしたが、今回の伊豆フィルＰＯＰＳオーケストラによる映画音楽コンサートでは、なかなか聴くことのできないオリジナルのオーケストラ演奏によって、忘れられない映画音楽の数々をお聴きいただきます。かつて皆さんがご覧になった映画のシーンや、今は忘れてしまっている記憶が、その時々の出来事と共に鮮やかによみがえることを願って演奏いたします。 （第３８回定期演奏会に寄せて） |
| 「初の試み全て“映画音楽”」 |
 ◆ 野崎 美香：クラリネット （下田市）「クラシックはちょっと・・・」とコンサートへのご来場に二の足を踏んでいた皆さま、お待たせいたしました！ 今回の演奏会は、全て“映画音楽”です。 お客さまのアンケートでもリクエストの多い企画でしたが、楽譜の問題などでなかなか実現に至りませんでした。けれども今回「ジョン・ウィリアムズ・ファンクラブ」の全面協力の下、こうして本番を迎えることとなりました。 プログラムは、幅広い年代の皆さまに楽しんでいただけますよう、名作中の名作から、近年の超大作まで選曲いたしました。その数なんと１３曲。伊豆フィル初の試みについつい、詰め込みすぎの豪華ラインナップです。その一例を挙げますと「スターウォーズ」「ムーンリバー」「ハリーポッター」などなど。 「映画は見ないから・・・」とおっしゃる皆さま、ご安心下さい！ 心に残る名作には、素晴らしい音楽が流れています。この音楽は作品を離れてもなおその輝きをもったまま、ラジオやテレビを通して私たちの生活の中に彩りを与えてくれています。きっと「この曲聞いたことがある！」と楽しんでいただけることでしょう。 １１月２３日の夜はオーケストラの生演奏をお楽しみいただき、翌日、ゆっくりと映画を見直してみる、そんな連休の過ごし方はいかがでしょうか？ 皆さまのご来場、団員一同心よりお待ち申し上げております！ （第３８回定期演奏会に寄せて） |
